日本で購入したドローン。海外旅行の際に飛ばしたいですよね。素敵な景色をドローンで撮影したいと私含めて思う人も多いんじゃないかと。まずはアメリカでドローンを飛ばすために必要な要件を実際に私が持っているドローンを使って申請をしてみました。
私のドローンはDJI製 MAVIC AIR
商用目的でなくレジャー・個人向けのレクリエーション目的であればMAVIC AIRがベスト。コンパクトに折りたため、操縦も簡単な割には高機能なカメラ(4Kまで撮影可能)と奥が深いんです。
バッテリーが3つセットになっているコンボがオススメです。
動画サイズはフルHDですが絶景ですので是非見てください!
アメリカの空はFAA(連邦航空局)が管理
アメリカでパイロットの免許を取得したり、航空機の耐空検査、民間航空機の運航許可など全てにおいて申請・管理監督をしているところはFAA(Federal Aviation Adiministration )です。ドローンもアメリカの空を飛ばすにはアメリカ人でも外国人でも全員がFAAへの機体の登録が必要になります。登録といってもとっても簡単です。費用は5ドル。もちろんクレジットカードがあればネットで申請が出来ます。1回の申請で3年間有効です。クレジットカードでサクッと支払いできるところ日本も見習って欲しいところです。
FAAにてアカウントの作成
https://registermyuas.faa.gov/
こちらから登録出来ます。
フォーム記入後、入力したメールアドレスにURLの記載がありそちらから申請します。
申請者と機体の登録
ドローンは連邦航空局的にはUAS(Unmanned Aircraft Systems)と位置づけされるようです。今回は上のUASを選択。
申請者の氏名と住所を入力します。日本の住所でも大丈夫です。
次に機体の登録。ここでは市販のPurchasedを選択しますが自作のHome madeも選択出来ます。シリアルナンバーが必要になります。自作の場合は無くても良い。
Shopping Cartって違和感ありますがそのまま進みます。クレジットカードの入力後すぐに画面が切り替わり
おめでとう!機体は登録されましたってチョー簡単じゃないですか!
機体にはFAAより割り当てられた機体番号を貼り付ける必要があります。
一緒に発行される証明書がありますのでこちらはプリントアウトして携帯します。
ここまででものの5分ぐらいです。あっという間に登録が終わりました。さすが航空大国のアメリカさんですね。
アメリカでのドローン規制
当然アメリカでも日本同様に飛ばしてはいけない場所があります。今回商用利用では無くレクリエーション目的で主な飛行禁止場所のところは
- 空域 空港の半径5マイル(8キロ)
- 国立公園
- 軍事施設
- 住宅密集地
- 特別に定めるところ(ホワイトハウスなどの重要施設)
- スポーツイベントなどの場所
- 400フィート(約120m)以上の高さ など
国立公園はダメだけど、州立や市立の公園はどうなんでしょうね。また日本と異なるのは高度が150mでは無く120mとなっています。まあレクリエーション目的であれば飛ばしても100mぐらいだと思います。詳しくはFAAにて確認をお願いします。
上記のエリアが国立公園と軍事施設のあるところです。
上記のエリアは空域。空港から半径8キロの円形を表示しています。アメリカは航空大国でやたらと空港が多い。これが結構多くて飛ばすのに支障が出てきそうです。
住宅密集地+空域+重要施設・軍事施設を重ねて表示したものです。
ホノルル。ホテルがたくさんあるところは空域でほとんどダメみたいですね。
ロサンゼルスと近郊。ここも空域が結構邪魔してます。サンタモニカやロングビーチで撮影したかったのに…
オハイオ州のとある都市。田舎な割には空域が邪魔してます。
ニューヨーク周辺。よく見ると所々で飛ばしていいところになっていますが勇気が必要ですね。
ドローンの飛行エリアの確認は下記のサイトにて確認出来ます。
またスマホアプリでも確認出来る方法があります。


今いる場所にタップもしくは地名を入力して調べることが出来ます。
こちらのアプリはここからダウンロード出来ます。
アンドロイド版
iPhone版
実際に飛ばすには…
ドローンを操縦していると周りの人が話しかけてくる時があります。最低限飛ばせるところで登録した機体で飛ばしている事が説明できる英語スキルは身につけておきたいです。またネイティブランゲージが出来る人限定ですが空域を管理しているタワーにコンタクトして空域内で飛ばす許可も得る事が出来るそうです。あくまでもネイティブランゲージに限った話だと思います。旅行ぐらいで訪れる人は大人しく飛行可能エリアで飛ばしましょう。
また国外での補償対象のある保険も日本で入る事が出来ます。