2017年5月5日。日本ではゴールデンウイークの真っ最中私は台湾にいました。マカオ、香港と旅行して帰路の途中台湾に寄りました。台北マリオットでSPGアメックスのゴールドメンバー特典で美味しい朝食を無料で食べ、台湾桃園国際空港では特典航空券ビジネスクラスのラウンジ巡りでたくさんのハイボールを飲み、満喫したあとに日本に帰るだけの旅程でした。台湾からの帰路は上海を経由して成田へ向います。上海経由する意味は今回の旅の最大の計画というか必修事項のANAのビジネスクラス・スタッガードシートに搭乗する大事な計画がありました。

私がSFC修行始めてからの目標
- ANAビジネスクラス・スタッガードシートに搭乗
- ハワイに行く(ハワイ行ったことがないので・・・)
安っちぃ目標ですが、スタッガードシートがある機材は中・長距離路線向けで乗るタイミングがなく遠い目標だと思っていましたがなんと上海ー成田便の2時間半ぐらいの短距離路線にもビジネスクラスがスタッガード仕様のB787が導入されていました。上海在住のビジネスマン向けの対応かと思います。2時間半の短い時間ですがあのフルフラットシートを今回やっと味わえます。満を持して上海に乗り込みます。
帰路の予定
- 香港ー台北 BR870
- 台北ー上海 BR752←今回の搭乗記
- 上海ー成田 NH960←今回の搭乗記
- 成田ー名古屋 JL3038
エバー航空 台北ー上海 ビジネスクラス
エバー航空でANAとの乗り継ぎ先の上海浦東空港へ。
搭乗したBR752は搭乗時間も時間通りでした。あまり利用している方がいないようでビジネスクラスもガラガラでした。調べたらこの便は定期便ではなく臨時便扱いでした。
定刻前に搭乗完了
定刻より若干早くプッシュバック開始。トーキングカーから切り離して機体は誘導路を進みます。ところが誘導路を進んでいた機体が急きょ旋回して駐機場にて停まりました。

誰か降ろすのかな?
タラップ車が横付けされ扉が開きました。CAさんが騒がしくなり機長がコクピットから出てきましたが、結局誰も降りず。

この時点では成田行きの乗り継ぎが2時間程余裕があるので最悪1時間ぐらい遅れてもいいかなと思っていました。
離陸予定から1時間後


おりませんので離陸出来ません
既に1時間待ちです。更に後何時間待たないといけないか全くわからなく乗り継ぎ失敗の致命傷です。上海浦東空港はどうなってるんだ!!と思いスマホで検索するも特にニュースにもなっておらずこの時点では何が起きているんだか全くわからず。待ちぼうけの機内からの写真。ぐてたまジェットがいました。おそらくぐでたまジェットも上海行きたっだのでしょう。タラップ車が横で待機してました。
離陸予定から2時間後
ウェルカムドリンクならぬウェイティングドリンク。機内食も地上で完食。シートを180度にしてフルフラットで横になる。
そして3時間になるちょっと前に離陸
CAさんが慌ただしく動き出しました。どうやら離陸許可が下りたようです。まぁ今更感満載です。上海までは約2時間のフライトでしたが機内では機内食は既に食べたので出ませんでした。
Flightawareより引用
おそらく上海側からゆっくり来いって言われている感じの飛行ルート。その時上海浦東空港では何が起きていたのでしょうか。
中国初の国産旅客機C919
中国国内外のVIPを招いて上海浦東空港でお披露目会を行っていたのです。お披露目するぐらいは全く構いませんが、中国当局は上海浦東空港を閉鎖したのです。滑走路が3本ぐらいある国際空港ですよ。大事なのにやってしまうところがチャイナパワーを感じるところです。
C919初飛行 上海浦東国際空港
- 2017年5月5日14時1分(CST) 離陸
- 2017年5月5日15時19分(CST)着陸
大勢の方にお披露目して
写真はCOMACより引用
初飛行ー
写真はCOMACより引用
イェーイ!
写真はCOMACより引用
離陸!
写真はCOMACより引用
ドヤ顔
写真はCOMACより引用
中国国民歓喜!
写真はCOMACより引用

国際空港でマジ勘弁(涙)
C919のスペック
- 製造元 中国商用飛機有限責任公司(COMAC)
- 乗客定員 160-190人
- ライバル B737やA320
- FAAの型式認定を受けておらず当面は中国国内路線向け
- 既に300機以上の受注がある
上海到着
当初の予定
- BR752 台北出発12:45 上海到着14:40
- NH960 上海出発17:05 成田到着21:00
上海到着したのは17:30です。携帯のSIMカードの切替が上手くいかず、外部からの情報は全くありません。完全に乗り遅れたと思っていました。
ボーディングブリッチに『NH960』と書いたプラカードを持った中華小姐お姉さんがスタンバイしてました。




入国アルヨ
入国させられる
上海浦東国際空港では乗り継ぎ便の人でも入国が必要な場合があります。詳しくは私も経験値が少ないので分かりませんが、乗り継ぎ出来る出発空港と乗り継ぎ出来ない(一度入国と出国する)出発空港があるそうです。台湾桃園空港は乗り継ぎ出来ない空港だそうです。そういえば台湾桃園空港のカウンターで預け入れ荷物を一度ピックアップしてとか言われたかも・・・色々あって覚えていない。
日本人は15日以内ビザフリー。台湾人は?
日本人はパスポートと入国カード記入で大丈夫ですが、入国審査以外と厳しいです。パスポートの写真と実物がちょっとでも違うと別室連れて行かれます。
NH960は?
NH960の成田行きにはいつ乗れるのでしょう。

3時間台湾で待って更に今度は上海で4時間待つことになります。ヒドイことやってくれたな中国当局。国際空港でやりたい放題。国家としてどうなのと思うところ。
速攻で出国
中国に入国しても出かける気力もないのですぐ出国。エバー航空から払い出された預け入れ荷物をピックアップしてANAカウンターに持っていきます。ここでお詫びのミールクーポンいただきます。ANAさんは悪くないのに。お土産屋でも使えるの?と聞いたら駄目って。残念。
パンダのぬいぐるみクーポンで買いたかったのになぁ
中国滞在30分でした。
ひたすら待つ
出国審査後、レストランで仕方なく先程のクーポンを使ってみます。ビールとマルゲリータピザを頼んだのですが、随分経ってビールがきました。ヌルい。そしてマルゲリータピザはきませんでした・・・チャイナスタンダードの洗礼。
エア・チャイナラウンジ
ここのエア・チャイナラウンジは2フロアになっていて広かったです。バーカウンターもあり、料理もたくさんありました。レストラン行くよりこちらでずっと待っていたほうが良かったです。疲れてしまっていたので写真はこれだけです。
待ってくれていたNH960
正確に言うと待っていたのは私の方ですが、やっと会えました。やっと日本に帰れます。早く乗りたいです。
やっとスタッガードシートに出会う
夢のスタッガードシートです。感無量です。もう乗れないと思っていました。

成田行きですが到着は羽田になります。

成田の運用時間は23時まで。特別な事情であれば24時まで認められるが既に、離陸準備の時点で22時過ぎ。日本に着く頃には1時間時差もプラスされて完全にアウトです。
羽田は困りました。成田空港近くのホテル一泊する予定で次の日の午前の便で成田から名古屋に向かうJAL便をBAアビオスの特典航空券で手配してます。尚更融通が効かない。
とりあえず機内食
和食で美味しかったです。
羽田着いたらグランドスタッフが対応するので問い合わせしてくださいとのこと。
成田羽田着
本来であれば21時に成田着ですが、羽田に1時半に到着しました。どうやら成田空港行きのチャーターバスを手配しているそうなので申込しました。20~30人利用していたと思います。
真夜中の閉まっている成田空港降ろされても困るので成田空港周辺のホテルに泊まる予定の人を降ろしてもらいました。私も日航成田ホテルに泊る予定でしたのでバスの運転手さんありがとうございました。
ホテル着は3時半頃。着いて速攻寝れました。無事日本に返ってきた長い1日でした。
飛行機や航空会社のシステムが原因で遅れたわけではないのに平謝りのエバー航空、ANAのCAさん、グランドスタッフさん、機長、副機長さんには大変感謝しております。また一番の被害者上海浦東空港のスタッフの方も終日振り回されて大変だったと思います。色々といい経験になりました。